共働きが当たり前になっている現代においても、家事や育児などは妻の分担となっている家庭は未だに多いです。
そのため妻の負担が大きくなり過ぎてしまい、最悪「離婚」というケースになってしまった夫婦も決して少なくありません。
そんな働くお母さんの強い味方なのが「料理の代行サービス」で、栄養士による健康的な料理を作って貰えるだけでなく、空いた時間で子どもや夫と接する時間が増えるため、「家族仲が良くなる」といった意見などから近年注目度が上がってきています。
料理の代行サービスとは?栄養士に頼めるサポート内容やサービスの流れ
料理の代行サービスとは何か、栄養士にどこまで依頼することができるのか、まずは料理の代行サービスについての基礎知識を見ていきましょう。
料理代行サービスとは?
「料理代行サービス」は料理が得意だったり、栄養士や調理師といった免許を持っているスタッフが、依頼された時間内で当日分の食事から数日分の食事を、依頼者に代わって作ってくれるサービスのことを指します。
また日々の食事だけでなく、子どもの誕生日会やホームパーティーといった際の料理も対応が可能です。
料理代行で依頼できる内容
料理代行サービスで依頼できる主な内容は、
・食材の買い物(追加料金の場合もある)
・献立やメニューの作成
・作り置きおかず
・好きな料理の調理
・アレルギー対応の料理や制限食の調理
・片付け
などが挙げられ、中でも一番依頼が多いのは「作り置きおかず」になります。2時間の依頼でおよそ5品〜10品ほどのおかずを調理してくれます。
また栄養士や調理師免許を持っているスタッフだと、アレルギーや制限のある食事にも詳しく対応が可能です。
料理代行サービスの流れ
まず依頼者に、「何時間依頼するのか」「何品作ってほしいのか」「どういったジャンルの料理を作ってほしいのか」などといった要望のヒアリングを行います。
契約が完了したら、当日または依頼者のした日に訪問し調理を開始し、依頼時間内に終わるように片付けを行って依頼終了です。
料理は代行で時短⁉栄養士のサポートを利用するメリットとは?
料理の代行で栄養士のサポートを利用するメリットとは何なのか、またどういった人におすすめなのかを解説します。
料理代行サービスを利用するメリット
・家事の負担が減る
・子ども(家族)との時間がしっかり取れる
・心にゆとりを持てる
・毎日の献立を考える手間がなくなる
・自分では作れない料理が食べられる
料理代行サービスの最大のメリットは「時短」で、仕事が終わって帰って料理する手間が大幅に減るため、負担が少なく空いた時間を家族との時間に使ったり、自分の時間に使ったりすることが可能です。
また料理代行サービスで来てくれるスタッフは料理を得意としており、そのレパートリーも豊富なので、今まで自分では作れなかった凝った料理や、スタッフによっては海外の料理を食べれたりします。
こういった人におすすめ
・時間がない人
・料理が苦手な人
・料理のレパートリーが少ない人
・家族との時間がほしい人
・自分の時間がほしい人
料理代行サービスは「時間がない人」や「料理が苦手な人」におすすめで、料理をする負担が減るだけでも、日々の生活を十分に充実させることが可能です。
また時短でできた時間を家族や自分に使うことでリフレッシュできるため、仕事と家事の両立を無理なく続けられます。
料理代行を利用する際の注意点
料理代行サービスを利用する際は買い物代行を頼まない場合、冷蔵庫の中の食材や調味料がしっかりとあるかどうか確認しておきましょう。
基本的に用意するものは、
【調理器具】
・電子レンジ
・フライパン
・フライパン用の蓋
・なべ
・ボウル
・ざる
・アルミホイル
・タッパー
・計量ツール
・おたま
・菜箸
・ピーラー
・まな板
・包丁
・ラップ
・小皿
・除菌スプレー
【調味料】
・砂糖
・塩
・酢
・醤油
・味噌
・みりん
・料理酒
・調理油
・コショウ
・和風だし
・コンソメ
・小麦粉
・片栗粉
・中華だし
・オイスターソース
・ケチャップ
・マヨネーズ
料理代行サービスで失敗しないための選び方のポイント!
料理代行サービスを選ぶ際に失敗しない3つのポイントをご紹介します。事前に知っておくとスムーズに料理の代行を栄養士のスタッフにお願いすることもできますよ。
依頼時間内に何品作れるか
スタッフによって依頼時間内で作れる品数は異なるため、自分が想像していたよりも作り置きの品数が少なかったということがないように、事前に何品作れるかの確認が必要です。
基本的に1時間で作れる品数は平均3品ほどですが、簡単な料理や常連であれば1時間でも6品作るスタッフもいます。
またそれと同時に何のジャンルの料理が得意かなども聞いておくといいでしょう。スタッフの中には海外の料理が得意だったりするので、もし和食以外の料理が食べたい場合は、積極的に海外の料理が得意なスタッフを指名することをおすすめします。
栄養士や調理師免許を持ったスタッフの有無
料理代行サービスのスタッフ全てが、栄養士や調理師といった免許を持っているわけではありません。
基本的にスタッフは料理が得意な人であれば誰でも働くことができるので、もしより専門的な知識でサービスを行ってもらいたい場合は、代行業者にしっかりと栄養士や調理師免許を持ったスタッフがいるかどうかを問い合わせておきましょう。
特にアレルギー食や制限食を依頼したい人は、専門的知識のあるスタッフの方がより安心して料理の代行を依頼することができます。
損害賠償保険に加入している
料理代行サービスを利用するということは「他人が作った料理を食べる」ことでもあり、特に初めて依頼する場合、どうしても訪問するスタッフとの信頼関係がまだできていない状態でもあります。
そのため万が一、スタッフが作った料理を食べた後「食中毒」になった場合や、料理を作っている際に起こった「物損」などでも補償してもらえるのかどうかを、しっかりと確認しておくことが大切です。 また損害補償保険に入っていない業者は、きちんと教育がされていないスタッフを派遣したり、免許の持っていないスタッフしかいない業者だったりすることもあるので、必ず損害補償保険に加入している業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
一昔前までは「夫は外で働き、妻が全ての家事をこなす」といった風習が当たり前でしたが、現代においては共働きの夫婦が多く、専業主婦の人の割合が少なくなっている傾向にあります。
しかしそんな中でも「家事は妻がやるべきもの」と考えている夫が多く、妻の負担が多くなってしまい夫婦仲が悪くなるケースも少なくありません。
家事は全て自分でしなければならないと思い悩んで、心と身体が疲れてしまう前に、料理の代行で栄養士によるサポートを活用して、家族全員が笑顔で充実した日々を過ごしましょう。
クレ管理栄養士 監修
塚本 里奈
管理栄養士として福祉施設に勤務しておりました。私自身、食べることが大好きです。さまざまなライフステージにおいて“食”の楽しみを大切にし、皆さまのお食事や生活がより豊かになるよう努めてまいります。 - 略歴 - 天使大学看護栄養学部栄養学科を卒業後、管理栄養士として障害者支援施設に6年間勤務。厨房業務全般を学び、利用者様一人ひとりに合わせた食事・栄養管理に携わりました。
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