近年、家事代行サービスの利用が急増しているのを知っていますか？家事代行サービスの中でもひときわ人気なのが「作り置き料理」です。
テレビのバラエティ番組でも、たくさんの食材を使って1週間分の作り置き料理を作る家事のプロが紹介されており、一層話題になりつつあります。
中でも特に人気なのが共働き家庭です。なぜ今、作り置きサービスが人気になっているのでしょうか？
そこで今回は、家事代行サービスの中でも作り置き料理が人気になっている理由について解説します。ぜひ家事代行サービスを選ぶ際の参考にしてくださいね。
家事代行サービスは拡大中！中でも注目なのが「作り置き料理」
まずは家事代行サービス全体の市場規模についてと、なぜ作り置きなどの代行が人気になりつつあるのかを解説します。
家事代行は将来8000億円規模の市場に
2021年度の家事代行を含む生活支援サービスは、4900億円規模となっています。2025年には8000億円規模になるともいわれています。
また、サービスの種類自体も増えつつあります。定期契約ビジネス（週数回など）が主流ではありますが、スポット型の駆けつけ対応サービスも増えており、様々な需要に対応しつつあるのも拡大の理由でしょう。
傾向としては全国展開している大規模な家事代行サービスは数少なく、地域密着型のサービスのほうが多いです。お住まいの地域＋家事代行で検索してみると、地域密着型のサービスが多く出てくるでしょう。
家事に対する価値観の変化も規模拡大の要因に
ではなぜ家事代行サービスがここまで拡大の一途を辿っているのでしょうか？その背景には、コロナ禍での生活・働き方の変化や、家事に対する価値観の変化があります。
例えば、近年までは共働きだとしても妻が家事をやることが多かったことでしょう。しかし、最近は女性の働き方も変わり、男性と同じくらいの仕事量をこなすこともあります。
そういった中で「妻だけが家事負担をするのは間違っている」という価値観の変化から、作り置きを含めた家事代行が需要拡大しつつあるのです。
家事の代行では料理だけでなく離乳食の作り方や、先輩ママからのアドバイスも受けることができます。家事の手伝いだけでなく、育児のサポートも受けることができ、同時に育児に関する知識も習得することができますよ。
どんな家事を代行できる？
家事代行を含めた生活支援サービスは、これまでハウスクリーニングや見守りサービスが主流でした。普段手の届かない場所の掃除や、ベビーシッターが大きな割合を占めています。しかし、最近では作り置きなど料理関連のサービスも需要が拡大しつつあります。
作り置きはただ1週間分の料理を作ってもらうだけではありません。栄養バランスが取れた献立を考えてもらい、普段一人では作りきれないような食卓を楽しむことができます。
これを毎週自分だけでやるのは、料理が趣味の方以外には難しいかもしれません。プロに頼んで美味しくバランスのとれた食事を家庭でも楽しめる、という点が、作り置き需要拡大の要因といえるでしょう。
【参考:株式会社矢野経済研究所「住まいと生活支援サービスに関する調査を実施（2022年）」】
栄養面も配慮！家事代行サービスで作り置きが人気の理由とは
ここからは家事代行サービスの中でも作り置きが人気になっている理由について解説します。これから作り置きを依頼しようかなと検討している方もぜひ参考にしてみてくださいね。
①仕事から帰っても手作りの食事が食べられる
まず作り置き料理が人気の理由として大きいのは「手作りの料理が食べられる」という点です。
仕事から帰って夕飯の準備をするのは大変ですが、作り置きをしておけば温めたり焼いたりするだけ。下ごしらえなしで食事の準備ができます。
ですが、普段作り置きを自分でするとなると、せっかくの休日の数時間を使わなければいけません。しかし、家事代行サービスに作り置きを頼むと、献立の立案から後片付けまで代わりにやってもらえます。
②栄養面への配慮も可能
作り置きを依頼すると、献立も考えてもらえることが多いです。そのため、不足しがちな栄養面への配慮も可能に。
普段自分で作るとなると、栄養面まで配慮するのは大変かもしれません。栄養士資格を持つ家事代行サービスを選べば、栄養面の配慮までしてもらえます。
また、苦手な食材を伝えておけば、避けて調理することも可能です。一人暮らしの方やお子さんのいる家庭にも安心ですね。
③作り置き離乳食が可能なサービスも
赤ちゃんがいると、離乳食作りが大変かもしれません。特に初めてのお子さんだと、勝手がわからなくて日々試行錯誤の連続に。そんな家庭には、作り置き離乳食も人気です。
作り置き離乳食を依頼すれば、離乳食作りの経験が豊富な方に来てもらえます。また、作ってもらえるだけではなく作り方や保存方法を学べる機会にも。
離乳食のレパートリーを増やしたかったり、保存方法・調理方法を学びたいママさんにも人気のサービスです。もちろん、離乳食に関する悩みを相談することもできちゃいますよ。
家事代行サービスの作り置き料理は一人暮らしでもOK？
家事代行サービスというと、結婚している家庭や家族が多い家庭といったイメージが多いかもしれません。
では一人暮らしの方にはどうでしょうか？ここでは一人暮らしの方向けに家事代行の作り置きを依頼するメリットをご紹介します。
家事代行サービスは一人暮らしでも安心！
家事代行サービスの利用者数は、コロナ禍前の2017年時点で半数が単身世帯でした。実は一人暮らしの方のほうが利用者が多かったのです。
一人暮らしだと家の中を掃除するにも1日がかりだったり、何かと家事が大変かもしれません。そういった点から、家事代行サービスを利用する単身世帯が増えたようです。
もちろん、作り置き料理も例外ではありません。一人暮らしだからこそ、作り置きをしてもらうメリットがあります。
一人暮らしで作り置きしてもらうメリット
一人暮らしで作り置きしてもらうメリットは3つあります。
- 夕食を作る時間を考えなくてもよくなる
- 偏りがちな栄養バランスを補える
- 同じ料理ばかりになりにくく、食事に飽きない
一人暮らしだと毎日献立を考えるのは大変ですし、ついつい品数の少ない献立になりがちです。
しかし、作り置きを代行してもらうと美味しい料理を食べられます。自分の好みも伝えたり、柔軟に対応してもらえることも多いですよ。
作り置きのデメリットはある？
では逆に一人暮らしで作り置きをしてもらうデメリットはあるのでしょうか？
- 食材分以上の費用がかかる
- 味付けの好み
- 自分で使わない調味料もある程度揃えなければいけない
代行してもらうので、食材費のほかに依頼料がかかります。また、人によっては味付けの好みが合わない場合も。
しかし、これらの問題は事前の打ち合わせや試食などですり合わせられることがあります。ぜひ気になる点は相談してみてください。
まとめ
家事代行サービスでも需要拡大しつつある作り置き料理。利用を検討したいという方も多いのではないでしょうか？
共働き家庭はもちろん、一人暮らしの方にもおすすめです。バランスの取れた食事を作り置きしてもらい、毎日の食事を豊かにしましょう。
今回は作り置きにフォーカスして解説しましたが、家事代行サービスにはまだまだ代行できる家事があります。 クレ家事代行では、ママさんに寄り添った「ママサポートプラン」もございます。東京都内や横浜・川崎エリアでお困りの方はぜひ一度ご相談ください。
クレ管理栄養士 監修
塚本 里奈
管理栄養士として福祉施設に勤務しておりました。私自身、食べることが大好きです。さまざまなライフステージにおいて“食”の楽しみを大切にし、皆さまのお食事や生活がより豊かになるよう努めてまいります。 - 略歴 - 天使大学看護栄養学部栄養学科を卒業後、管理栄養士として障害者支援施設に6年間勤務。厨房業務全般を学び、利用者様一人ひとりに合わせた食事・栄養管理に携わりました。
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